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ChatGPTで作った画像を、そのまま印刷してはいけない

ChatGPTで作った画像、そのまま印刷しないでください。スマホではきれいに見えても、刷ると使い物にならないくらい汚いです。

TaEです。事務の経験がないままAIをフル活用して、いまはある会社の会長のオンライン秘書・事務代行をしています。今日は「AIに任せた仕事、任せなかった仕事」の話を、順を追ってします。冒頭の印刷の話は、その中で種明かしします。

まず、会社でAIが使えない理由

まず、みなさんの職場ではAIを使えていますか。

私の見立てでは、まだ大半の会社で、仕事にAIを使うことが許されていません。使えたとしても、ChatGPTに質問を投げてキャッチボールする程度。会社がなぜOKを出さないのか。危ないからというより、「どこまで情報を渡していいか」「どう使えばいいか」を判断できる人が、個人のレベルでもまだ少ないからです。

会社は、お客さんや取引先からの信頼で成り立っています。分からないものを使ってリスクを取るより、使わない。それは会社を守るためのルールです。ルールを作る立場の人が、そもそもAIを知らない。知らないものにはOKを出せない。だからルールが作れない。中小企業や地方の昔からある会社でAIが当たり前になるまで、あと3年から5年はかかると思っています。

会社が動くのを待っていたら、その間ずっと止まったままです。だから私は、個人で線を引くことにしました。

個人で線を引く:ググって出てくるか

私の線引きは、ひとつだけです。「ググって出てくる情報は、機密情報だと思っていません。」会社名や住所は、インターネットで誰でも拾えます。そこはためらわずAIに渡します。逆に、検索で出てこない中身は渡しません。お客さんの情報や社内の数字は、こちら側に置いたままです。どこまで使っていいか迷う人は、まず「リスクの少ない所から任せる」で十分だと思います。

この線引きは、私が田舎の工場でDX推進をしていた頃に身についたものです。DXを進めるとネットワークを使うので、情報セキュリティも一緒に学ぶことになりました。東京での研修や、オンラインのセミナー。当時の上司が、都内でバリバリのシステムエンジニアをしていて、いまも世界中のエンジニアを束ねる仕事をしている人だったので、セキュリティにかなり詳しかった。その人から学んだことが、フリーランスでAIを使ういまの自分に、そのまま活きています。

実例:チラシをAIで作る

ここから実例です。イベントや広告のチラシを、AIで作っています。

任せ方の1つめ。いきなり作らせない。最初に「どんなイベントで、何を載せたいか」をチャットで壁打ちします。方向性が固まってから「作って」と頼む。AIの側に情報が溜まっているので、わりと1回でいい感じのものが出てきます。

ちなみに、少し前まで画像の中の日本語は文字化けが当たり前でした。いまはほとんど崩れません。「崩れる」と言っている人は、無料プランや安いモデルを使っていることが多いです。安いモデルは回数制限があって、1回いいものが出ても、その後どんどん質が落ちていく。仕事で使うなら、有料プランはもう前提だと思っています。

任せ方の2つめ。変わりそうな文字は、最初から抜く。画像で出てきた文字は修正が効きにくい。ピンポイント1か所ならチャットで直せますが、クライアントとのやりとりで変わりそうな箇所は、最初から「文字なし版」を作ってもらいます。文字は後から別のツールで載せる。修正に強い作り方です。

任せなかった所:印刷

そして、任せなかった所。ここで冒頭の印刷の話です。ChatGPTで出した画像は、スマホの画面ではきれいに見えます。でもそのまま印刷すると、使い物にならないくらい汚い。これを知らずに困っている場面を、実際に見たことがあります。SNS用ならそのまま貼ってOK。印刷物はダメです。

私のやり方は2つ。Canvaの有料プランに移すと画像をレイヤーに分けてくれるので、そこでアップスケール(画像をきれいに生成し直す機能)をかける。もうひとつは、Claude CodeというPCのデスクトップアプリで、AIに画像をアップスケールさせて、高解像度にしてからCanvaの背景に敷く。どこで使うか、印刷サイズがいくつかで、作業は変わります。

もうひとつ任せなかったのは、仕上げの手。ポン出しはまだ仕事の完成品にはなりません。最後の調整は自分の手と、いくつかのツールをかませています。

線は2本だけ

まとめると、私の「任せた/任せなかった」の線は2本です。情報は「ググって出てくるか」で線を引く。仕上がりは「修正が効くか」で線を引く。

なぜ、噛み砕いて話すのか

最後に、なぜ私がこういう話をこういう言葉でするのか。

工場でDX推進をしていた頃、上司の説明が始まると、途中で止めていました。上司は超がつくほど詳しい人。でも専門用語が続くと、聞いている社員さんには宇宙語です。ブロックがかかった瞬間の顔は、見ていれば分かります。だから私が引き取って、かみ砕いて説明し直す。上司からすると「うーん」という顔をされることもありました。専門家から見れば、ニュアンスが違うと言われることもあると思います。

それでも、最初からガチガチの正確な話をされると、普通の人は入り口にすら立てません。私もそうでした。入り口に立ってもらえたら、そこから正式な説明に移っていけばいい。だからAIやセキュリティに詳しい方は、私の話は聞かなくていいと思っています。私の話で興味を持った人が、次は専門家に学びに行く。その入り口までが、私の仕事です。

あなたがいちばん最近AIに任せてみた仕事は、何でしたか。

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